「湘南」その言葉を聞くだけで、バイク乗りの血が少し騒ぐ。海風を切りながらR134を流すあの感覚がたまらない。そんな湘南ツーリングの途中で、ちょっと休憩したい時にちょうどいい場所がある。
それが「道の駅 湘南ちがさき」。名前の通り、茅ヶ崎にある道の駅だが、ただの休憩所じゃない。ここは海辺ライダーの“心のガレージ”みたいな場所だ。
湘南エリアを東西に貫く国道134号は、相模湾沿いを走る絶景のシーサイドラインとして知られている。鎌倉から江の島、茅ヶ崎、平塚へと続き、車窓にはきらめく海とサーファーの姿、天気の良い日には富士山のシルエットまで望める。夏場は海水浴客で混雑する一方、夕暮れ時にはオレンジ色に染まる水平線が広がり、ドライブコースとしても格別の雰囲気を醸している。湘南カルチャーを象徴する道であり、海と街とをゆるやかにつなぐ風景そのものが、このエリアのアイデンティティを形づくっているといえる。
道の駅湘南ちがさき
海風とともに迎えてくれる湘南ブルーの景色

道の駅湘南ちがさき正面入口
国道1号線沿い、茅ヶ崎西I.C.のすぐ近く。東京方面からも、箱根や西湘からの帰り道でもアクセスしやすい。埼玉県方面からは鶴ヶ島、入間から、東京からは青梅、あきる野などからアクセスしやすい圏央道の終点になる。24時間開放している道の駅の駐車場は広めで、施設から少し離れてはいるが、バイク専用スペースもきちんと確保されてるのが嬉しい。愛車を停めてヘルメットを脱ぐと、心なしか潮の香りと遠くの海の気配を感じる。その瞬間、ツーリングモードの緊張がふっと抜ける。この空気感が、湘南。
地元食材を使ったグルメも侮れない
ここに来たら絶対に外せないのが、「ゆうまん丸」の海鮮メニュー。茅ケ崎の地魚を使った海鮮丼は、見た目も味も港町クオリティ。ぷりっぷりのしらすやマグロをほおばると、さっきまでのライディング疲れがふっと消える。そしてもう一つの名物が、「茅ヶ崎メンチ」。地元ブランド豚「やまゆりポーク」を使った揚げたてメンチは、肉汁がハンドルを握る手まで届きそうなジューシーさ。ライダー仲間と「アツッ!」とか言いながら食べるのが最高に楽しい。地元・茅ケ崎の名産を使ったグルメが並ぶ。
道の駅グルメも堪能できる
ドリンクバー代わりに「湘南サイダー」を一気飲みして、テラス席で海風を浴びながら休む――これが最高のクールダウンタイム。
物産コーナーは湘南愛がすごい
物産館には、茅ケ崎や藤沢の特産がぎっしり。定番の「湘南しらす」や「江の島タコせん」はもちろん、おしゃれ系みやげとして人気の「湘南ビール」「サーファーズジャム」もラインナップ。バイクのトップケースにちょっと入るくらいの瓶ジャムやクラフトビールを“お土産”として持ち帰るのも粋。
ツーリングの寄り道にちょうどいい距離感

江の島も近い
東京からでも約1時間半。
朝早く出て、江の島~茅ヶ崎~大磯あたりをぐるっと回って、ここで休憩して帰るには最高のルート。しかも近くには「柳島キャンプ場」もあるから、一泊ツーリングのベースキャンプとしても使える。夏の早朝、まだ車の少ないR134を走ってここでモーニング。冬の午後、富士山が見える時間にホットコーヒー。どっちも捨てがたい。
ツーリングの“締め”にちょうどいい湘南ステーション
「道の駅 湘南ちがさき」は、ただの立ち寄りスポットじゃない。 ライダーにとっては、旅の余韻を味わう最後の一服場所。潮風にエンジン音を溶かして、次のルートを考える。 それだけで、ツーリングの一日が少し絵になる。
今度の週末、R134を南下したら、ぜひ立ち寄ってみてほしい。 きっとあなたのバイクも、ここで一息つきたくなるはずだ。