宇都宮市には、歴史とともに受け継がれてきた多彩な工芸品があります。代表的なもののひとつが「大谷石細工」で、独特のやわらかな質感を活かした置物や建築装飾が知られています。また、竹の産地としても有名な栃木県では「宮のかんぴょう」づくりと並び、竹を使った工芸品も発展し、日用品から装飾品まで幅広い製品が作られています。さらに、近年では伝統技術を活かしながら現代的なデザインを取り入れたクラフトも増えており、宇都宮の工芸は“使う楽しさ”と“見る美しさ”の両方を兼ね備えた魅力として注目されています。
「道の駅うつのみや ろまんちっく村」の中心にある物産館「あおぞら館」は、地元・宇都宮の“おいしい”と“うれしい”がそろう人気スポット。広々とした館内には、季節の野菜や果物、地元産の加工品、手づくりの工芸品など、地域の魅力をぎゅっと詰め込んだ品々が並びます。
旬の野菜と果物がずらり!地元農家直送の新鮮食材
季節の野菜やフルーツは定番!
朝採れの新鮮な野菜や果物が毎日入荷するあおぞら館。
栃木県は四季を通じて多彩な果物が楽しめる“フルーツ王国”のひとつで、季節ごとに旬の味覚が移り変わります。冬から春にかけては全国トップクラスの生産量を誇るいちご「とちおとめ」や「スカイベリー」が人気を集め、初夏にはさくらんぼ、夏には梨やぶどうが旬を迎えます。秋になるとりんごや柿も出回り、どの季節に訪れても新鮮な果物に出会えるのが魅力です。昼夜の寒暖差と豊かな水に恵まれた環境が、甘みと香りの強い果実を育てており、直売所や観光農園では採れたてならではの味わいを楽しむことができます。
フルーツだけではなく、春は山菜、夏はトマトやスイートコーン、秋は新米、冬はゆずや里芋など、季節ごとに表情を変えるラインナップが魅力です。どれも地元の農家さんが丹精込めて育てた直送品ばかり。生産者の顔が見える安心感も人気の理由です。
ご当地特産品「宮ゆず」やお菓子、加工品も充実
宇都宮の特産「宮ゆず」を使ったジャムやドレッシング、スイーツなどのご当地商品も豊富。その香り高い風味は、地元の人にも観光客にも大好評です。さらに、人気のレモン牛乳関連商品や焼き菓子、クラフトジャムなど、おみやげにぴったりな一品も勢ぞろいしています。
工芸品・クラフト作品で感じる“地域の手しごと”
きぶな等のご当地工芸品も
宇都宮の郷土玩具として知られる「きぶな(黄ぶな)」は、黄色く彩られたフナの形をした張り子人形で、無病息災を願う縁起物として親しまれています。その由来は、かつて疫病が流行した際に、川でとれた黄色いフナを食べた人々が病を免れたという言い伝えに基づくもの。これにちなんで、厄除けや健康祈願の象徴として作られるようになりました。素朴で愛らしい見た目と手作りならではの温かみが魅力で、現在でもおみやげや贈り物として人気があり、宇都宮の文化を象徴する存在のひとつとなっています。
あおぞら館には、地元作家による木工品や陶芸、布小物などの手づくり作品も販売されています。一点ものの温もりあふれるクラフト作品は、旅の思い出や贈り物にもおすすめ。
地元の文化や人のぬくもりを感じられる、まさに“地域のマルシェ”です。
冬の名産「新里ねぎ」― とろける甘さが自慢の宇都宮ブランド
新里ネギ以外の新鮮野菜も毎日産地直送
冬のあおぞら館で見逃せないのが、宇都宮市新里町で育てられる特産ねぎ「新里ねぎ(にっさとねぎ)」。
寒さにあたるほど甘みが増し、火を通すととろりとした食感と濃厚な旨みが楽しめます。鍋料理やすき焼きはもちろん、グリルで軽く焼いて塩をふるだけでも絶品。その上品な香りと甘さから「冬のごちそうねぎ」として、市内外のファンも多い人気の一本です。
地元では冬の味覚として定着しており、販売シーズンになるとあおぞら館の店頭にも立派な新里ねぎがずらりと並びます。
宇都宮の冬を感じるなら、ぜひ手に取ってほしい逸品です。
旅の途中に立ち寄りたい、宇都宮の“おいしい入口”
ろまんちっく村正面ゲート入ってすぐ
地元の味覚を気軽に楽しめるあおぞら館は、ドライブや観光の途中にもぴったり。宇都宮の魅力を“見て・味わって・持ち帰れる”場所として、道の駅うつのみや ろまんちっく村を訪れるなら、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
ろまんちっく村の「あおぞら館」は、宇都宮の食と文化をまるごと感じられる場所。旬の野菜や果物はもちろん、「宮ゆず」や「新里ねぎ」といった地域ブランドが季節ごとに彩りを添えます。訪れるたびに違う表情を見せてくれるのも魅力のひとつ。旅の途中に立ち寄って、地元の生産者が届ける“新鮮な宇都宮”をぜひ味わってみてください。