ここ数年、日本だけでなく世界中でカードブームが到来している。ポケモンカード、遊戯王などはその代表格で、なかには1枚で財産と呼べるほどの価値を持つカードも存在する。
そんななか、対戦やバトルこそできないものの、じわじわとファンを増やしているのが“ご当地カード”の世界だ。ダムカードやマンホールカードといった、かなりマニアックな分野にも確実にコレクターが存在している。その流れの中で注目したいのが、『道の駅カード』である。
一枚にギュッと凝縮された道の駅の情報
記念切符とはまた違う、道の駅カード
『道の駅カード』のサイズは、一般的なトレーディングカードとほぼ同じ。タテ54mm×ヨコ86mmで、素材には光沢のあるPET(プラスチックホワイト)が使われているものが多い。手に取ったときの質感もしっかりしており、簡易的な配布物というより、れっきとしたコレクションアイテムという印象だ。
表面には、その道の駅を象徴するビジュアルが使われ、カードごとにナンバリングが施されている。裏面には、初めて訪れる人にも役立つ情報がコンパクトにまとめられているのが特徴だ。
具体的には、前後に位置する道の駅とその距離、供用年月日(開業日)、代表的な施設の休館日などが記載されており、「この一枚を見れば、その道の駅の基本情報がひと通りわかる」という作りになっている。
コレクションすることで記念品がもらえるイベントも不定期に開催
『道の駅カード』は、全国の道の駅の数だけ存在すると考えると、その種類は1,200種以上にも及ぶ。すべてを集めるのは簡単ではないが、それだけにコレクション性は高い。
さらに、特定のエリア内で複数のカードを集めることで、期間限定のスペシャルカードや記念品がもらえるイベントが、不定期で開催されることもある。旅の目的に「カード集め」が加わることで、これまで立ち寄らなかった道の駅へ足を運ぶきっかけになるのも、このカードの魅力のひとつだ。
『道の駅うつのみやろまんちっく村』にあるポケふた

道の駅うつのみや ろまんちっく村のポケふた
カード集めとあわせて楽しみたいのが、近年注目を集めている“ポケふた”の存在だ。
ポケふたとは、ポケモンのイラストが描かれたマンホール蓋のことで、公式には「ディグダが掘った穴の跡に、そのしるしとして描かれたもの」という設定がある。遊び心あふれるストーリーも相まって、全国各地で密かな人気を集めている。
宇都宮市内には、ボルトロス、ラクライ&イワパレス、エレブー&ホシガリスの3種類のポケふたが確認されており、『道の駅うつのみやろまんちっく村』には、そのうちのひとつが設置されている。描かれている地形は、近隣にある大谷石採掘場をモチーフにしているともいわれており、地域性を感じられるデザインとなっている。
まとめ
ご当地マンホールの旅もいいかも?
『道の駅カード』は、派手さこそないものの、旅の記憶を一枚に閉じ込めてくれる存在だ。カードを手に取るたびに、その道の駅で過ごした時間や景色がよみがえるのは、写真やSNSとはまた違った楽しみ方といえるだろう。
もし、いつか『道の駅カード』でバトルができる日が来たら——そんな未来を少し想像しつつ、まずは一枚、旅先で集めてみてはいかがだろうか。