道の駅うつのみやろまんちっく村の「森のエリア」、『みのりの森』のちょうど往復ポイントとなる最奥部、孟宗竹の竹林を横目にみながら、視線を下に向けると「つるの家」が見えてきます。なんと、ここでは丹頂鶴が3羽、飼育されているんです。
宇都宮市友好都市「中国:斉斉哈爾(チチハル)市」から贈られた鶴
みのりの森の遊歩道から見られる
「つるの家」で飼育されている立派な丹頂鶴は、宇都宮市の姉妹都市でもある中国のチチハル市から友好の証として寄贈された鶴です。チチハル市は、中国の黒竜江省、吉林省、内モンゴル自治区の三省区が交差する地点にある地域中心都市です。「天然の牧場」を語源とするチチハルは、人口約405万人を有する農業、工業都市でもあり、近年では中国国内の食品の都、トウモロコシ、牛、国際焼肉グルメの都といわれています。
チチハル市では、世界的にも珍しい丹頂鶴が自然生息する地域としても知られ、現存する世界で知られている15種の鶴のうち6種が生息するザロン湿地は1992(平成4)年、中国最初のラムサール条約湿地として登録され、「世界の大湿地、中国鶴の故郷」と称されています。
文化としての丹頂鶴
丹頂鶴は、東アジア地域では古くから、清楚な体色と気品のある体つきにより神聖視され、“瑞鳥”ともいわれ、縁起の良い意匠として、文学や美術のモチーフに使われています。日本でも、江戸時代の浮世絵師、歌川広重が『名所江戸百景』の中で江戸に飛来していた丹頂鶴を描いていたり、旧千円紙幣(夏目漱石)の裏面や、日本航空(JAL)のシンボルマークにも使われていることで知られています。
まとめ
孟宗竹の竹林を抜け、東屋でのんびりと丹頂鶴の綺麗な鳴き声を聞きながら過ごす休日はいかがでしょうか。